TVや雑誌で話題のグレープフルーツダイエット。
グレープフルーツの独特な味や香りにはダイエットに効果的な秘密があり、お手軽な減量方法として人気を集めています。
やることも基本的にグレープフルーツを食べるだけなので、ツラい運動や食事制限も必要ないのが魅力です。
今回の記事では、そんなグレープフルーツダイエットの優れた効果と正しい実践方法、成功するための注意点などをわかりやすくまとめました。
グレープフルーツダイエットとは?
グレープフルーツダイエットとは、食前にグレープフルーツをひとつ食べるだけのダイエット方法です。
食べるタイミングもとくに決まっておらず、朝・昼・晩のいつでも好きなときに食べて大丈夫です。
毎食前にグレープフルーツを食べてもかまいませんし、3食のうちの1食または2食にしてもOKです。
このように、グレープフルーツダイエットは、数ある何かを食べるダイエット法のなかでもかなり簡単といえるでしょう。
グレープフルーツがダイエットに効果的な理由
いったいなぜ、食前にグレープフルーツを食べるだけでダイエットになるのでしょうか?
その理由について見ていきましょう。
香りによる脂肪燃焼効果のUP
爽やかな柑橘系の香りが素敵なグレープフルーツですが、実はこの香りに痩せるための秘密が隠されています。
グレープフルーツの香りの成分であるヌートカトンにはなんと、体についた脂肪を燃焼させてくれる効果があるのです。
ヌートカトンを摂取すると体内の交感神経が刺激され、脱共役タンパク質(UCP)がつくられます。
このUCPには、脂肪を燃焼させながら熱として放出することで、体に余分な脂肪をため込まないようにしてくれるのです。
このようなことより、グレープフルーツは食べずに香りを嗅ぐだけでもダイエット効果として期待することができます。
香りだけで痩せれる、というのは信じがたい話ですが、ヌートカトンの脂肪燃焼効果については多くの研究団体が学会で発表しているため信頼できそうです。
苦みによる食欲抑制効果
グレープフルーツダイエットのやり方として、食前にグレープフルーツを口にすることをお伝えしました。
このグレープフルーツを食前に口にする大きな理由は、食欲をおさえて食べ過ぎを防ぐことができるからです。
グレープフルーツを食べると、独特の酸味とも苦みとも取れる刺激がありますよね。
あの刺激の正体はナリンギンという成分です。
このナリンギンには食欲をおさえてくれる作用があるので、食べ過ぎを防いで自然と食事制限ができるのです。
さらに、血中脂肪酸を分解する働きや抗酸化作用など、ダイエッターにうれしい効果も含まれています。
カリウムによるデトックス効果
カリウムが多く含まれていることもグレープフルーツの注目ポイントです。
カリウムには利尿成分があり、体内の余分な水分を排出するデトックス効果によってむくみの解消をしてくれます。
むくみによって本来よりも太って見えることにお悩みの女性も多いのではないでしょうか?
グレープフルーツを食べれば、美の大敵であるむくみの対策もできるのはうれしいところですね。
食物繊維による整腸作用や中性脂肪の低下
グレープフルーツにはペクチンという食物繊維が含まれています。
ペクチンは食物繊維の役割である整腸作用をしつつ、血液中の中性脂肪を低下させてくれます。
腸の状態がよくなると代謝力が上がり、中性脂肪の低下によって脂肪を減らすことができます。
ペクチンをより多く摂取したいのであれば、グレープフルーツの薄皮ごと食べることをおすすめします。
薄皮にはペクチンがたっぷり含まれていますよ。
グレープフルーツダイエットで成功させる方法
グレープフルーツを食前に食べる生活を続けるだけでもダイエット効果が見込めます。
ですが、より効果的にダイエットを成功させるために心がけたいこともあるのでご紹介しておきます。
香りを嗅いでから食べる
お伝えしたように、グレープフルーツの香りにはヌートカトンによる脂肪燃焼作用があります。
なので、グレープフルーツを食べる前にはしっかり香りを嗅いでから食べるのがベストです。
このニオイを嗅ぐというちょっとしたことが大きな結果を左右することもありますよ。
また、グレープフルーツの香りには、精神を落ち着かせたりストレスを軽減をしてくれる効果があることも魅力です。
市販のグレープフルーツジュースは避ける
「グレープフルーツはジュースでもいいよね」と思った方もいるのではないでしょうか?
ですが、ダイエット目的であれば市販のジュースにされたものは避けた方がいいです。
理由は、市販のジュースだとダイエット効果が期待できる成分が失われていることが多いからです。
グレープフルーツは生のまま食べるのがおすすめです。
もしジュースにして飲みたいのであれば、生のグレープフルーツから果汁をしぼってすぐに飲むようにしましょう。
おやつをグレープフルーツにしてみる
いつも間食で食べているおやつをグレープフルーツに変えてみるのもおすすめです。
実際に、甘い物を食べたくなったらグレープフルーツを食べていたという方は早くダイエットに成功しています。
おやつとしてグレープフルーツを食べるときは、グレープフルーツをそのままだ食べるのが理想です。
しかし、毎食でグレープフルーツを食べているので、おやつのときは味を変えたい、ということもあるでしょう。
そこで、おすすめのグレープフルーツおやつレシピを紹介しておきます。
[surfing_su_box_ex title="グレープフルーツ入りヨーグルト" box_color="#FF69B4"]【材料】
無糖ヨーグルト・グレープフルーツ・バナナ・キウイ
【作り方】
①各フルーツを一口大に切って器に盛る
②無糖ヨーグルトをかける
ヨーグルトを食べれば乳酸菌によって腸内環境が整うので、ダイエットにはもちろん便秘の解消にも効果的です。
お好みで、グラノーラを30~50g付けたすのもありですよ。
食生活を正しくし、食事バランスに気を付ける
いくらグレープフルーツを食べているからといって、暴飲暴食をしたり甘いものばかり食べたりしていたら意味がなくなってしまいます。
- 毎食のメニューはきちんと栄養バランスがとれた食事をする
- おやつは食べてもほどほどにしておく
- 寝る前に食事はひかえる
といったことを心がけていきましょう。
軽い運動を取り入れる
グレープフルーツダイエットの脂肪燃焼効果を最大限に発揮するためには、軽い運動でもかまわないのでできるだけ動くようにすることが大切です。
どうしても運動する時間がとれない方は、寝る前に軽くストレッチをするといいでしょう。
食事のときのグレープフルーツによる香りにくわえてストレッチをすれば、心身のリラックス効果も大きく期待できますよ。
グレープフルーツダイエットの注意点
簡単にできるグレープフルーツダイエットですが注意点もあります。
なかには重大な注意点もあるので確認しておきましょう。
グレープフルーツ単品のダイエットは避ける
グレープフルーツの香りを嗅ぎながら食べていると、グレープフルーツだけで十分に食欲が満たされることもあります。
しかし、グレープフルーツしか食べない食生活を続けることはやめておきましょう。
グレープフルーツだけでは栄養バランスが乱れてしまうことになり、不健康になってしまいます。
また、痩せたにしても綺麗な痩せ方はできず、リバウンドも起こりやすいです。
基本的にグレープフルーツダイエットは食事を置き換えるのではなく、いつもの食事の前に食べることで食事管理をするのが目的であることを忘れないようにしましょう。
相性の悪い薬がある
なにかの薬を服用している方は、グレープフルーツダイエットをするうえで注意が必要です。
グレープフルーツには飲み合わせの悪い薬があるのです。
グレープフルーツと飲み合わせの悪い薬は、主に以下のものが該当します。
- 高血圧治療薬・カルシウム拮抗薬
- 抗不静脈薬
- 高脂質症治療薬
- 免疫抑制剤
- 抗不安薬
- 睡眠導入剤
- 抗てんかん薬
など、注意すべき薬はいくつかあります。
もしこれらを一緒に飲んだ場合、グレープフルーツの中にあるフラノクマリンと呼ばれる成分が薬の代謝を邪魔し、薬の効果がいつも以上に強くなってしまうことがあります。
薬の効果が強くなるということは、副作用のリスクが高まったり、場合によっては重い症状に結びつく可能性もあります。
これらの薬の全てが当てはまるわけではありませんが、薬を服用している方はグレープフルーツとの飲み合わせについて医師や薬剤師に確認をしてみましょう。
まとめ
いかがでしたか?
グレープフルーツの高いダイエット効果と、誰でも簡単にできるお手軽さに驚いた方も多いことでしょう。
グレープフルーツはスーパーで安く手に入れることができ、すぐにでもダイエットが始められるのもうれしいところですね。
あなたもグレープフルーツのパワーで健康的で美しいスタイルに生まれ変わりませんか。
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