顔が赤くなったり、粉を吹いたりし、鏡で顔を見るのがツラくなってしまう肌荒れ。
肌荒れがひどいと、ファンデーションを塗ってもムラになるなど、化粧をするのにも大変ですよね。
特に女性はホルモンバランスが乱れやすいこともあり、肌荒れに悩む人が多いです。
そんなやっかいな肌荒れはなぜ起こってしまうのでしょうか?
今回の記事では、肌荒れが起こる原因と正しい対策についてお伝えしていくので、お肌のケアの参考にしてみてください。
肌荒れの状態とは?どんな種類がある?
肌荒れが起こっているときは、肌が以下のような状態になっていることが考えられます。
- 肌内の水分量が減っている
- 新しい肌に生まれ変わるターンオーバーがうまくいっていない
- 外部からの刺激から守ってくれるバリア機能が低下している
そして、肌の状態によって表れる症状に違いがあるため、肌荒れといってもさまざまな種類があります。
その種類にどんなものがあるか見ていきましょう。
カサつき
乾燥肌の人に多いのが肌のカサつきです。
さわってみるとわかるのですが、肌の水分量がまったくない状態でパサパサしています。
指で押してみても弾力がありません。
かゆみ
肌のバリア機能の低下や乾燥が進むと、肌に炎症が起きてかゆみが発生することがあります。
かゆみを感じるときは肌が敏感な状態であり、湿疹として表れたり、化粧品が肌にしみたりすることもあります。
かゆいからといってかいてしまうと、肌が弱まってさらにかゆくなったり、細菌などが肌に侵入しやすくなってしまうので注意しなければなりません。
赤み
肌のバリア機能が低下していると、外部からの刺激の影響をうけやすくなり、ちょっとしたことで肌が赤くなってしまいます。
冬場であれば、室外と室内の温度差でも赤みを帯びた顔になってしまう人もいるでしょう。
赤みのある状態の顔は「赤ら顔」と呼ばれています。
ニキビ
おでこやあご、頬にブツブツと凹凸状にできるのがニキビです。
毛穴にある皮脂腺から過剰に出された油分が毛穴をつまらせてしまい、皮膚が炎症しているのが主なニキビの状態です。
ニキビは一般的に吹き出ものとも言われたりします。
毛穴の開き
ターンオーバーが乱れると、古くなった角質がはがれなくなり、やがて角質は毛穴につまってしまいます。
この毛穴につまった角質は角栓というのですが、角栓があるせことで毛穴が開いた状態に見えてしまっているのです。
肌荒れの原因9つと対策
肌荒れの状態と種類について解説したところで、ここからは肌荒れが起きる原因と、どうすればよくなるのかの対策を紹介していきます。
当てはまる原因があれば、ぜひ内容を参考にして対策をしてみてください。
①保湿不足による乾燥
加齢とともに、角質層の奥にあるコラーゲンやヒアルロン酸が減少し、肌の水分量を維持できなくなっていきます。
くわえて、空気が乾燥しやすい季節だと、水分がより肌から蒸発してなくなってしまいがちです。
そのため、普段のスキンケアにより、十分に保湿成分を補う必要があります。
洗顔後は必ず化粧品をたっぷりと使って肌にうるおいをあたえてあげましょう
使う化粧品は、ヒアルロン酸やセラミドなど保湿力が高い成分が含まれているものが理想です。
また、高保湿化粧品を肌につけるときは、入浴後の体が温まっているときが効果的なことを覚えておくといいでしょう。
スチームタオルで代用するのもおすすめです。
保湿に関してはこちらの記事も参考にしてみてください。
⇒保湿が重要!100歳まできれいな肌が続く保湿の仕方
②間違ったスキンケア
お肌のためにおこなっているスキンケアも、やり方が間違っていると肌荒れを悪化させてしまうので注意しなければなりません。
スキンケアの基本となる洗顔においては、以下のことを心がけていきましょう。
- 洗顔は多くても1日に2回までにする
- 洗顔剤は泡立てネットなどを使ってよく泡立てる
- すすぎはぬるま湯(34℃~36℃)でおこなう
- 洗顔剤の落とし忘れがないようにすすぎは最低30回おこなう
また、肌に合わない化粧品を使っていると肌荒れの原因となります。
使う化粧品を変えたとたんに肌荒れが悪化したり、再発したというのであれば、化粧品に問題があることが多いです。
乾燥肌の人は高保湿化粧品、敏感肌の人は低刺激で無添加の化粧品を選ぶようにしましょう。
③紫外線を浴び続けている
浴び続けることでシミやそばかすの原因になるとされいる紫外線ですが、肌荒れにも関係しているので油断はできません。
紫外線の刺激は肌のバリア機能を低下させてしまうので、紫外線対策をしていないと肌の水分が減ってしまったり、炎症が発生しやすくなります。
なので、日頃から日焼け止めや日傘などを活用し、肌が紫外線を浴びることから守っていきましょう。
とくに真夏など紫外線が強い日は、必ず紫外線対策をしてから外出するようにしましょう。
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[/surfing_su_note_ex]④外部からの刺激
敏感肌の方の場合、外からの刺激をうけやすいため、外の冷たい空気に当たり続けることで肌荒れにつながることがあります。
なので、冷たい風が吹く季節の冬に外出するときは、マスクをつけるなどの対策をしていきましょう。
また、汚れがたまった枕に顔が触れると、刺激となって炎症を起こす原因になることがあります。
定期的に枕のカバーも交換し、肌に負担をあたえない環境にしていくことも大事です。
⑤女性ホルモンバランスの乱れ
女性は生理前や生理中に、ホルモンバランスが乱れます。
ホルモンバランスが乱れると、肌が敏感になったりと変化が表れるので、生理期間中は肌荒れが起きやすくなります。
なので、生理中は意識して保湿化粧品でしっかり保湿したりし、乾燥がひどいときは加湿器や美顔器も併用しましょう。
生理時に肌がとくに敏感になっていると感じる方は、生理のときのみ敏感肌用の化粧品を使ってみるのも考えてみるといいでしょう。
⑥腸などの内臓トラブル
「肌は内臓の鏡」といわれるぐらい、肌に内臓の状態は大きく関わっています。
とくに腸の悪状態は肌に影響をあたえやすく、便秘は肌荒れを起こす原因となりやすいです。
便が腸にたまった状態が続くと腸内で悪玉菌が増えることになり、ニキビなどが大量に発生してしまうのです。
便秘気味の女性の方は、便秘を治すように生活を見直しましょう。
便秘の改善には、食物繊維の摂取・十分な水を飲む・適度な運動が効果的です。
腸内の善玉菌を増やすことができる乳酸菌飲料を飲むのもおすすめですよ。
⑦栄養バランスの偏り
偏った食生活をしていると、肌をつくる栄養が不足してしまって肌に悪影響が表れます。
バランスよく豊富な食材を使った食事を心がけましょう。
なお、バランスのとれた食事を中心に、美肌に欠かせないビタミンCや、肌のうるおい成分であるコラーゲンなどを積極的に摂取すると、体の内側から美しくなることができますよ。
⑧睡眠不足
肌の調子が悪いときを思い返すと睡眠がきちんととれていなかった、ということはありませんか?
睡眠不足になると、新しい肌に生まれ変わるターンオーバー機能がうまくいかなくなるため、どうしても肌荒れが起こりやすくなってしまいます。
健康のためにも質の高い睡眠をとることは大切です。
質の高い睡眠にするためには、寝る前に冷たいものを口にしたり、スマホをいじってブルーライトを浴びることは避けましょう。
⑨溜めこんだストレス
肌トラブルとは一見関係なさそうなストレスですが、実は美容に大敵なのです。
ストレスをため込み続けると、血行が悪くなって栄養が肌まで届きにくくなったり、胃腸に負担をかけることになります。
そして、栄養の不足や胃腸の負担は肌荒れを招くことになるのです。
会社で仕事をする人にとって、ストレスは避けることは難しいでしょう。
なので、ストレスを上手に発散させることがポイントです。
自分なりのストレス発散法を持っておき、ストレスを溜めこまない生活を過ごしましょう。
自己流のケアで治らない場合は皮膚科に診てもらう
お伝えしてきたように、肌荒れを改善させたり予防するためにできることはあります。
しかし、人それぞれで体質や環境の違いがありますので、ご紹介したことが必ずしも合うとは限りません。
もし自己流のケアをするなかで、改善が見られなかったり、状態がひどくなるようであれば、早いうちに皮膚科を受診してみてください。
医師に相談することで肌荒れの原因が明確になったり、自分に合った最適な治療法を教えてもらうことができます。
まとめ
いかがでしたか?
肌荒れが起きているのには必ず何か原因があります。
人それぞれで肌の質や環境は違うものなので、肌荒れを改善させるためには、いかに自分にあった肌のケアをしていけるかがポイントになります。
今回の記事を読んで当てはまる原因があったのであれば、ぜひできる対策を始めていきましょう。
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