「ちゃんとヘアケアしてるのに髪がどんどん傷んでいく…」といったお悩みはありませんか?
その髪が傷んでいる原因は、髪の乾かし方にあるかもしれませんよ。
いくら高価なものでヘアケアをしていたとしても、正しく髪を乾かせていなければ髪は傷んでしまいます。
また、自分で髪を乾かすとなかなか思うようにスタイリングができない、という方も多いのではないでしょうか?
そんなわけでこの記事では、基本的な髪の乾かし方をはじめ、髪の長さや悩みに合わせた髪の乾かし方についてお伝えしていきます。
正しい髪の乾かし方の基本講座
それではさっそく、正しい髪の乾かし方の基本についてお伝えしていきます。
①タオルドライをおこなう
まずはシャンプー&トリートメントをした後にタオルで髪の水気をとる「タオルドライ」をします。
タオルドライをするときは、髪の毛をタオルで軽くポンポンとおさえながら水分をとるのがポイントです。
よくあるタオルドライの誤りが、タオルでゴシゴシと強く髪をこすってしまうことです。
濡れている髪の毛はとても弱く傷みやすい状態なので、強くこするのは絶対にNGです。
必ずやさしく水分だけタオルで拭きとることを心がけましょう。
②洗い流さないトリートメントをつける
もしオイルやミルクなどの洗い流さないトリートメントメントを使うのであれば、タオルドライが終わったあとのタイミングで使います。
トリートメントを髪につけるときは、ムラにならないように全体に均一に伸ばしていきます。頭皮に付けてしまわないように注意しましょう。
③ドライヤーの熱風で髪を乾かしていく
ドライヤーで髪を乾かすときにまず意識したいのが、以下の順番で乾かしていくことです。
前髪 → 根元 → 中間 → 毛先
この順番で乾かすことで、寝癖がつきにくくなったり、髪を傷めにくくなるのです。
美容師もこの順番で乾かしているはずです。
・前髪を乾かす
まずは最もセットが決まってほしい前髪から乾かしていきます。
前髪を先に乾かすことでクセがつきにくくなり、朝起きて鏡を見たら前髪が割れてる!、といったことを防ぐことができます。
前髪を乾かすときは、髪の上から下へ向かってドライヤーの熱風をあてるようにします。
前髪を分けている方であれば、最初に普段とは逆の方向に前髪を流してある程度乾かし(普段は右側に前髪を分けているなら、まずは左側に分けて乾かす)、その後に普段の分け目にして乾かしてあげるとうまくセットが決まりますよ。
・根元を乾かす
根元を乾かすときのポイントは、後ろから前に向かって乾かすことです。
少し下を向いておけばやりやすくなります。
また、手の指を使って根元の毛をこきざみに動かしながらドライヤーをすると、熱風が奥まで行き届きやすくなってちょうどいいボリュームを出すことができますよ。
・中間を乾かす
根元が乾かせたら、次は中間を乾かします。
髪の根元を乾かすうちに中間部もある程度は乾いているので、それほど時間をかけなくても乾くはずです。
・毛先を乾かす
最後に毛先を乾かします。
毛先を最後に乾かす理由は、毛先は最も傷みやすい部分なので、できるだけドライヤーの熱風をあてる時間を短くするためです。
逆に、先に毛先を乾かしてしまうと、根元や中間を乾かしているときに毛先が余計な熱風を受けることになり、パサつきや枝毛の原因となってしまうので注意が必要です。
毛先を乾かすときは、熱風を上から下にあてるようにします。
[surfing_su_box_ex title="ドライヤー使用上の注意点" box_color="#FF69B4"]ドライヤーの熱を髪にあてるときは、ドライヤーと髪の距離を15cmは空けるようにします。
距離が近すぎると髪や頭皮を傷める原因となってしまいます。
また、ずっと一カ所に集中して熱を当て続けるのもよくないので、ドライヤーは動かしながら使うことを心がけましょう。
[/surfing_su_box_ex]④ドライヤーの冷風を髪にあてる
熱風で髪全体を乾かせたら、しめにドライヤーの冷風をあててあげましょう。
冷風をあててあげると髪のキューティクルが閉じるので、傷みにくい髪に仕上げることができます。
さらに、髪のクセをおさえたりツヤを出すことまでできるので、ぜひ冷風をうまく活用していきましょう。
ヘアスタイル別の髪を乾かすポイント
ここからは、ヘアスタイル別の髪の乾かし方のポイントについてお伝えしていきます。
ショート
ショートヘアだと、どうしても毛先がぴょんぴょんとはねてしまったりしますよね。
そんなハネを防いできれいにまとめるためには、乾かすときに指で髪をはさんで持ち上げ、ドライヤーの熱風が内側まで入るようにしてみてください。
根元から毛先までしっかり乾かすだけでハネはかなり落ちつきますよ。
ボブ
ボブの場合、ナチュラルな感じで毛先を内巻きにしたいところですね。
内巻きのコツは、下を向きながら、根元から毛先の方向に熱風を髪にあてて乾かすことです。
しっかり根元から髪を乾かすことで、フェイスラインに沿う理想的な内巻きに仕上がりますよ。
ミディアム・ロング
ミディアムヘアやロングヘアといった長い髪は、ドライヤーを使って乾かす時間が長くなりがちです。
なので、まずはタオルドライでしっかりと水分を拭きとることを意識します。
ドライヤーを使うとき、ストレートヘアの方であれば髪を少し引っ張りながら乾かすのがコツです。
パーマスタイルの方は、パーマを維持するために、カールしている部分を軽く指に巻いたり握ったりしながら乾かしていくといいでしょう。
髪の悩みに効果的な乾かし方
続いて、よくある髪の悩みを解消するために効果的な乾かし方を見ていきましょう。
ボリュームがでない
ペタッとしてしまう髪のボリュームのなさが気になる方は、乾かすときにトップのボリュームを出すことを心がけます。
手先を使ってトップの髪を持ち上げ、ドライヤーの熱風を根元までしっかりと送るようにします。
最大のポイントは、根元の髪が完全に乾く前に乾かしてあげることです。
少し濡れた状態から乾かしてあげると、立ち上がりが自然なボリュームを出すことができますよ。
くせ毛が気になる
くせ毛をおさえるためには、ブローブラシか指を使ってクセが気になるところをはさみながらドライヤーで乾かします。
髪が乾いてしまっているとクセをおさえるのは難しいので、少し濡れた状態のときの乾かすのがコツです。
あわせて、根元もしっかりと乾かすことを心がけてみてください。
根元が乾ききっていない状態にしてしまうとクセが出やすくなってしまいます。
髪が広がりやすい
髪が広がってしまうのを防ぐためには、ボリュームダウンさせる乾かし方が効果的です。
ブラシや手先を使い、半乾きの髪を頭周りにピタッと密着させるように押さえながら乾かします。
また、髪が広がりやすいのは髪の乾燥やダメージが関係していることも多いので、トリートメントを使ったダメージケアも同時におこなっていきましょう。
髪を早く乾かす方法
お伝えしてきたように、ドライヤーの熱風で髪をしっかり乾かしてあげることは大事です。
しかし、髪は熱に強くはないので、できるだけ熱風をあてている時間は短いのが理想です。
そこで、知っておきたい髪を早く乾かす方法についてもお伝えしておきます。
湿気の少ないところで髪を乾かす
髪を乾かす場所は洗面所、という人はほとんどなのではないでしょうか?
ところが、洗面所は湿気でじめじめしているため、髪が乾くのが遅くなってしまう場所です。
ドライヤーをする時間を少しでも短くしたいのであれば、リビングなど湿気が少ないところで髪を乾かしていきましょう。
大風量が出るドライヤーを使う
髪を早く乾かすためには、髪にあてる風量を増やすのが効果的です。
なので、使うドライヤーは大風量が出るものを選ぶのがおすすめです。
具体的にいうと、「風量が1.3㎥以上」「ワット数が1,200以上」のドライヤーが当てはまります。
このような数値の高いプロ向けドライヤーは美容院でも使われていますよ。
髪を傷めるNGな乾かし方
正しい髪の乾かし方はある一方、間違った髪の乾かし方もあります。
けっこうやってしまいがちなNGな乾かし方についても紹介しておくので確認しておきましょう。
タオルドライで強く髪をこする
シャンプー&トリートメント後のタオルドライのとき、知らず知らずのうちにゴシゴシと強く髪をこすっていませんか?
強く髪をこすってしまうと髪のキューティクルがはがれてしまい、ダメージ毛やパサつきの原因となるなどいいことがありません。
タオルドライのときは、タオルでやさしくポンポンとおさえこむようにして水分をとってあげましょう。
自然乾燥で髪を乾かす
ドライヤーの熱を髪にあてないので、髪にやさしいと思っている人も多い自然乾燥。
しかし、自然乾燥が髪にやさしいという考えは大きな間違いです。
自然乾燥をすると、髪のキューティクルが開いた状態のままになるのでパサつきや枝毛の原因となります。
くわえて、頭皮は雑菌が繁殖しやすくなり、ニオイやフケ、かゆみが発生してしまうこともあるのです。
これまで自然乾燥派だった方は、ちゃんとドライヤーを使って正しく髪を乾かしていくようにしましょう。
まとめ
いかがでしたか?
ヘアケアをするうえで、正しい髪の乾かし方を身につけることは欠かせません。
また、コツさえつかめば、スタイリングもバッチリ決めることもできます。
今回の記事で参考になることがあったのであれば、ぜひ実践してみてくださいね。
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