当時は流行り言葉であった就活や婚活も今では一般化してきましたね。
そして、最近は「菌活」という言葉がきれいな女性の間で話題になっているのはご存知ですか?
菌活とは、身体にいい菌を体内に取り入れて腸内環境を整える生活習慣のことをいいます。
腸は身体の状態に大きく関わる根っこなので、腸内環境が整う菌活は美容や健康にとても効果的なのです。
というわけでここでは、菌活の効果やポイントについて詳しくお伝えしていきます。
ぜひ生活習慣をよりよくするために役立ててみてください。
なぜ菌活が必要とされるようになったのか?
まず始めに、菌活が流行りだしたきっかけについてお伝えします。
きのこやヨーグルトが積極的に食べられるようになってきたのにも理由があるのです。
菌活が必要とされるようになった理由はずばり、腸内環境が悪い現代人が目立ってきたことです。
腸は人の健康状態に大きく関わる器官でもあるに関わらず、軽くみられていることが現状でした。
そのうえ、現代人はストレスを感じやすかったり、食事が不規則になりがちなので腸に負担をかけがちです。
腸内環境がよくないと便秘の原因になることは知っている人が多いと思いますが、腸の状態は便秘にだけ影響するものではありません。
健康な身体で長く人生を過ごすために、腸を整えることは必要不可欠なのです。
腸内環境の大切なことに気づき、腸のために積極的に身体によい菌を摂り始める人が増えたことが菌活の始まりです。
菌活生活で期待できる効果
菌活を続けていると、まるで今までとは比べられないほどの変化を感じることができるでしょう。
菌には想像以上のパワーが秘められているのです。
そんな菌が人間にあたえてくれる具体的な効果について紹介していきます。
便秘改善
菌活をしていて最も効果を実感しやすいのは便秘の改善です。
よい菌は腸内の善玉菌を増やし、腸内活動を活発にしてくれます。
そして、働きが活発になった腸は体内の老廃物や便をスムーズに外へ流してくれるのです。
腸内の便はためておくと体調不良につながったりして健康を害するので、1日でも早く外へ排出させてあげるのが理想です。
この便秘の改善は、菌活効果の基本でありながらとても重要なことです。
便をため込まないことが、この後に紹介するダイエットや美肌にも関わっているのです。
ダイエット
ダイエットといえば食事制限や運動が定番ですが、同時に力を入れていきたいのが腸内環境を整えることです。
腸に便がたまっていたりなどで健やかな状態でないと、有害ガスが体内で発生します。
発生した有害ガスは痩せやすい身体に大切な代謝機能を下げてしまうので注意しなければなりません。
そして、有害ガスのもとである便などの排出物を効果的に流してくれるのが菌です。
菌は腸をきれいに整えてくれ、便がたまりにくい痩せやすい身体にしてくれるのです。
ダイエットに成功し、リバウンドもしたくない方は積極的に菌の整腸作用に頼っていくといいでしょう。
美肌効果
菌がふくまれる発酵食品には抗酸化作用があるので、肌の老化対策をすることができます。
また、腸内の有害物をすぐに排出させることも美肌のためになります。
ダイエットの項目でも説明しましたが、有害物からのガスは身体の機能を低下させるので肌にも影響するのです。
ニキビ、吹き出物や肌荒れを防ぐためにも菌活は効果的な習慣です。
ぜひ内側からのスキンケアもしていきましょう。
免疫力の向上
よい菌をたくさん腸に届けてあげると、病気や風邪にかかりにくくなります。花粉症の対策にも有効です。
これは、病原菌やウイルスに対抗する免疫細胞の60~70%が腸に集まっていることに関係しています。
よい菌は腸内の善玉菌を増やしつつ悪玉菌を減らしてくれるので、免疫細胞の働きがより活性化させます。
免疫細胞の働きがよくなると、病気やウイルスから身体を守ることができるのです。
風邪がひいやすい方や花粉症に悩む方にも菌活はオススメです。
実際に、菌活を続けてきた女性で花粉症が改善した方は多くいます。
体臭の予防・改善
腸に便などをためてしまうと有害物質が発生してしまうので、体臭にもつながります。
腸内の有害物質により発生した悪臭ガスは腸に吸収されて血液に混ざってしまい、身体中をそのガスが回ることになります。
悪臭ガスが身体を回り続けると、やがて便臭と呼ばれる体臭として表れてしまうのです。
特に気をつけたいのが口臭です。
肺にまで行き届いた悪臭ガスは、呼吸をするたびに息に乗って強い不快なニオイを放つことになります。
どれだけ歯磨きしたりして口臭に気をつけていても、腸が原因の口臭は改善することができません。
腸をきれいにしてくれる菌を入れてあげるのは、体臭の予防や改善にも大切なことなのです。
菌の種類
菌活の主役は、体内で腸内環境を整えてくれる菌たちです。
身体を健康にしてくれるよい菌にもたくさんの種類があり、それぞれ特徴も違います。
この項目では菌の種類と特徴について紹介していくので菌活に役立ててみてください。
きのこ
よい菌について語るうえで、きのこは外せません。
きのこを食べると腸にたくさん菌を届けることができるのですが、きのこにはたくさん菌が含まれているかというとちょっと違います。
実はなんと、きのこそのものが菌なのです。
きのこは菌をまるごと食べることができる菌活の中心の食材なのです。
そんなきのこの効果も絶大で、便秘の解消から免疫力の強化、美肌やダイエットなど菌活で期待できることのほとんどの効果をえることができます。
また、きのこは低カロリーなので多く食べても太りにくいのもうれしいところです。
[surfing_su_box_ex title="きのこの種類" box_color="#FF69B4"]- しいたけ
- しめじ
- なめこ
- エリンギ
- マッシュルーム
- キクラゲ
- マイタケ
乳酸菌
乳酸菌は菌の種類のなかでも有名で、乳酸菌といえばヨーグルトをイメージする方も多いのではないでしょうか?
乳酸菌がたくさん入ったヨーグルトは身体にいい食品なので、ヨーグルトを食べる習慣がある方も多いと思います。
乳酸菌は数ある菌のなかでも腸内の環境を悪くする悪玉菌を減らしてくれる働きに優れています。
また、抗菌作用も強いためウイルスや病原菌の活動をおさえてくれます。
[surfing_su_box_ex title="乳酸菌を含む主な食品" box_color="#FF69B4"]- ヨーグルト
- チーズ
- キムチ
- ぬか漬け
- ヤクルト
納豆菌
納豆菌はその名の通り、納豆に含まれる菌です。
納豆菌にはナットウキナーゼという成分が含まれていて、血液中のコルステロールや脂肪を分解してくれる働きがあります。
そのため、納豆菌を体内に入れると血液がサラサラになり、生活習慣病や糖尿病を防ぐことが期待できます。
また、納豆菌は乳酸菌との相性がよく、一緒に身体へ入れてあげると乳酸菌を爆発的に増やすことができます。
[surfing_su_box_ex title="納豆菌を含む主な食品" box_color="#FF69B4"]- 納豆
麹菌(こうじきん)
麹菌は、主に穀物に熱を加えたときに繁殖する菌になります。
乳酸菌と同じように腸内の悪玉菌をおさえてくれるので、便秘の解消になります。
麹菌は体内で大量の酵素をつくってくれるのも見逃せないところです。
痩せやすい体質に必要な酵素が生まれることは、ダイエットに大きく活躍してくれます。
[surfing_su_box_ex title="麹菌を含む主な食品" box_color="#FF69B4"]- しょうゆ
- みりん
- みそ
- 塩麹
- 甘酒
酵母菌
パンやお酒が製造させれるときに用いられる酵母菌。
酵母菌は腸内環境をよくしてくれるといった基本的な菌の働きに加え、体内の糖質の分解もしてくれます。
糖質が多いと生活習慣病などを引き起こすことがあるので、酵母菌による糖質の分解は病気の予防につながるのです。
[surfing_su_box_ex title="酵母菌を含む主な食品" box_color="#FF69B4"]- パン
- みそ
- しょうゆ
- 日本酒
酢酸菌
酢酸菌は、アルコールをエサにして酢酸を生み出す菌です。
便秘の解消・脂肪分解・血糖値の軽減など、幅広く活躍してくれます。
[surfing_su_box_ex title="酢酸菌を含む主な食品" box_color="#FF69B4"]- お酢
- ワインヴィネガー
- ナタデココ
菌活のポイント
健康・ダイエット・美容、といいことづくめの菌活ですが、より菌活の効果を活かすポイントがあるのでお伝えしていきます。
毎日継続して摂る
菌活パワーを実感し続けるうえで最も大切なことは、よい菌を毎日摂ることです。
菌の弱点として、腸内に長くいることができないことがあります。
特に乳酸菌は便といっしょに流れやすいので、より腸内にとどまることが苦手です。
菌活を始めても効果がでないとやめてしまいがちですが、頑張って続けていくようにしましょう。
腸内にいる菌を育てる
きのこや乳酸菌などのよい菌を調まで送ってあげること同時に、腸内で活躍する善玉菌を育ててあげることも大事です。
善玉菌が育つと他の菌との相乗効果が表れるので、より菌活が充実してきます。
善玉菌を育ててあげるには、食物繊維繊維とオリゴ糖を摂ることが有効です。
食物繊維を多く含む食べ物は以下になります。
- いんげん豆
- えんどう豆
- おから
- モロヘイヤ
- きのこ
オススメはきのこです。
きのこは豊富な食物繊維で善玉菌を育てつつ、よい菌を体内にたくさん入れることができる食べ物なのです。
オリゴ糖を多く含む食べ物は以下になります。
- きな粉
- ごぼう
- リンゴ
- バナナ
- はちみつ
菌が含まれた食べ物と一緒に、食物繊維とオリゴ糖が多く含まれた食べ物も食事メニューに入れていくといいでしょう。
複数の菌を一緒に摂る
菌活をするなら、複数の菌を一緒に摂ることも心がけていきましょう。
ご紹介してきたように、よい菌にもたくさんの種類があり、それぞれの菌の効果にも特徴があります。
菌のパワーをより幅広く実感するためには、多種類の菌を摂るようにするのがオススメです。
このあとに紹介するレシピを参考にしながら、たくさんの菌を摂っていくようにしましょう。
菌を効果的に摂るためのおすすめレシピ例
なめこのみそ汁
独特のとろみがクセになるなめこが入ったみそ汁は相性がよく、人気の1品です。
きのことみそに含まれる酵母菌と麹菌が1度に摂れるので、菌活にピッタリの料理です。
作り方も簡単なのもうれしいところです。
[surfing_su_box_ex title="なめこのみそ汁の材料(2人分)" box_color="#FF69B4"]- なめこ 1袋分
- みそ 大さじ1と1/2
- だし汁 2カップ(400cc)
- 乾燥わかめ 大さじ1杯
なめこのみそ汁の作り方については、こちらの動画をどうぞ!
[surfing_su_youtube_ex url="https://www.youtube.com/watch?v=OvNi6ZB_csk"]
納豆キムチ
乳酸菌と納豆菌をいっしょに摂ることができる納豆キムチも菌活にオススメの食品です。
特に、乳酸菌は納豆菌と合わさると菌の量が爆発的に増える性質があるので、納豆とキムチの組み合わせは相性抜群なのです。
納豆キムチを食べる習慣を続けていると、菌のパワーを感じ続けることができるでしょう。
納豆とキムチの両方とも食べられる方はぜひ試してみてください。
フルーツヨーグルト
乳酸菌の定番といえばヨーグルトでしょう。
ヨーグルトを食べるだけでも菌活にはなるのですが、せっかくならひと手間かけてより効果的にしたいところです。
おすすめは、リンゴやバナナなどのフルーツをヨーグルトに入れることです。
フルーツには腸内の善玉菌を育ててくれるオリゴ糖が含まれているので、乳酸菌たっぷりのヨーグルトと相性がいいのです。
朝食や食後のデザートにフルーツヨーグルトはいかがですか?
[surfing_su_box_ex title="フルーツのヨーグルト材料例(2人分)" box_color="#FF69B4"]- プルーンヨーグルト 大さじ6杯
- バナナ 1本
- りんご 1/4個
- 砂糖 大さじ1/2杯
菌は摂りすぎても大丈夫なのか?
菌活とは身体によい菌をとること、というのはわかったけど、菌は摂りすぎても大丈夫なの?
と心配させる方もいることでしょう。
身体にいい栄養分でも、摂りすぎは身体によくないというのはよく聞くことです。
はたして、きのこなどの菌も摂りすぎるとよくないのでしょうか?
結論をいうと、菌に摂りすぎというのはありません。
身体にとって余分な菌はどんどん体内を流れていくので、すぐに便として排出されます。
なので、1度に必要以上にたくさんの菌を体内にいれたとしても、無駄になるだけで害はありません。
菌は特に1日に守るべき摂取量というのがないので、安心して菌活をしても大丈夫なのです。
ただし、あくまで摂取量の制限がないのは菌に限った話です。菌といっしょに含まれる栄養分のことは考える必要があります。
例えば、乳酸菌を摂ろうとしてヤクルトを毎日10本飲んでいると糖分の取りすぎになるので、これは問題です。
菌活をするうえでも、バランスのとれた食事を中心にすることを忘れないようにしましょう。
サプリの利用もオススメ
菌活の魅力がわかったし、さっそく今日から菌活をはじめてみよう!
という気になったものの、普段の生活が忙しくてなかなか食事から菌をたくさん補給するのが難しい方もいるのではないでしょうか?
食事のことばかり常に考えていられる方は多くないと思います。
そんな方にオススメなのは、菌活サプリを利用することです。
菌活用のサプリには良質な菌がたっぷりと凝縮されているので、1日に数粒のサプリを飲むだけで菌活に必要な菌を腸まで届けることができます。
菌活をしたいけど、菌が入った食事を積極的にすることができないという方はサプリの利用も考えてみてはいかがでしょうか?
まとめ
いかがでしたか?
菌活は健康だけでなく、ダイエットや美容にも好影響をあたえる女性にうれしい生活スタイルです。
実際に、7割の女性が菌活をすでに始めています。
菌活は継続が大事なので、始めるのであれば1日でも早く始めていきましょう。
菌活による美容やダイエットに興味がある方には、以下の人気記事もオススメです。
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