ニキビができたとき、女の子はいつも以上にお肌のケアを念入りにしたりしてニキビを治そうとがんばりますよね。
そしてニキビがやっと治った…かと思いきや、今度はニキビ跡が残ってる!
そんな悲しい経験はありませんか?
実はニキビよりもやっかいなのがニキビ跡。
1度できてしまうとなかなか消えてくれず、お化粧でも隠しにくいので苦労する女の子が多いのです。
ですが、正しいケアをすることでニキビ跡を消すことは可能です。
そんなわけで今回は、1日でも早くニキビ跡を消す方法をまとめました。
症状ごとに対策も違うため、自分の症状に合わせたケアでニキビ跡のないツルスベお肌を目指しましょう。
ニキビ跡には種類があり、残るのには原因がある
まず、ニキビが消えてもニキビ跡が残ってしまうのには原因があります。
そして、その原因によって表れる症状もことなり、主に以下の3つに分けられます。
[surfing_su_box_ex title="クレータータイプのニキビ跡" box_color="#808080"]月のクレーターのように凸凹しているのが特徴のニキビ跡です。
皮膚組織の奥にある「真皮層」が傷つけられたことが原因で起こる症状で、ニキビ跡としてかなり重度になります。
[/surfing_su_box_ex] [surfing_su_box_ex title="赤いニキビ跡" box_color="#808080"]ニキビの赤みが残ったようなニキビ跡です。
痛そうに見え、実際に触ると痛いこともあります。
この赤いニキビは皮膚内の炎症によるダメージで毛細血管が広がり、血液量が増えていることが原因です。
また、紫がかった色のニキビ跡もありますが、これは赤いニキビ跡でできた炎症が悪化して周りの毛細血管が破裂して血液がにじんでしまったことが原因の症状です。
どちらもニキビ跡の初期状態なので早めのケアが大切です。
[/surfing_su_box_ex] [surfing_su_box_ex title="茶色いニキビ跡" box_color="#808080"]シミなのかニキビ跡なのか一瞬わかりにくい茶色っぽい色をしたニキビ跡です。
この茶色いシミのようなニキビ跡は、ニキビをつぶしたり、ゴシゴシこすったりといった刺激を与えることでメラニンという物質が大量発生し、肌の内側にとどまったことが原因です。
[/surfing_su_box_ex]このように、ニキビ跡といっても種類があり、それぞれで特徴があります。
ここで大事なのは、ニキビ跡として残ってしまう原因が違うため消すための方法も変わってくることです。
合わない方法でケアしてしまうと、悪化してしまうこともあるので注意しないといけません。
ケアを始める前に自分のニキビ跡がどれに当てはまるのかを必ず確認するようにしましょう。
[surfing_su_note_ex]同じ人でも一部のニキビ跡は赤く、一部はクレーターと分かれていることもあります。
この場合は部位別のお肌ケアが大切です。
[/surfing_su_note_ex]自分のニキビ跡の種類がわかったら、次からお伝えする症状別のニキビ跡の消す方法を見ていきましょう。
凸凹クレーターのニキビ跡を消す方法
クレーター肌になったニキビ跡は最終形態であり、最もやっかいなニキビ跡です。
1度クレーターができると自力で治すのは困難であり、病院やクリニックで診てもらうしかありません。
とはいえ、できるだけ目立たないようにする方法もあるので、自己流のケア方法についても解説していきます。
病院やクリニックで消す方法
病院や皮膚科クリニックに通ってクレーターのニキビ跡を消すには、症状の重さに合わせて何通りかの治療方法があります。
症状が軽い場合は「ケミカルピーリング」といって、薬品の混ざったピーリングを使って肌表面の古い角質を落とし、一枚皮が向けた状態にします。
時間がたつにつれて少しずつへこんだ部分との差がなくなっていき、費用も1回3,000円〜10,000円と安めです。
症状が重くなってしまった場合、肌のターンオーバーができないので「フラクショナルレーザー」というレーザー治療をおこないます。
再生しようとしている細胞にレーザーで刺激を与え、肌のコラーゲンを増やし、へこんだ部分を再生させる治療方法です。
費用は1回10,000円〜40,000円でクリニックによってばらつきがあります。
目立たなくする方法
クレーターのニキビ跡は自宅ケアでは完全に消せませんが、できる限り目立たなくすることは可能です。
目立たなくするには、「うるおいを与える」「ハリを取り戻す」「美白する」の3つのポイントが大事です。
まず、肌にたっぷり水分補給をしてうるおいを与えれば、クレーター部分が水分と油分の膜に覆われ目立ちにくくなります。
化粧水で水分を与えた後は乳液やクリームで水分が逃げないようにフタをすることも忘れずにします。
使う化粧品は、ヒアルロン酸やセラミドなど高保湿成分が入ったものがおすすめです。
次の「ハリを取り戻す」とは、ピンと肌を伸ばすことでクレーターの深さを和らげる方法になります。
年齢と共にお肌のハリがなくなっていくのですが、まだ若い20代だからと安心はできません。
ニキビ跡が気になるのであればコラーゲンやポリフェノールを含んだ化粧品を使い、ハリ対策をしておきましょう。
そして最後の「美白する」とは、肌のトーンを明るくしてクレーターの凹凸をぼかす方法です。
肌の表面を明るくすることで光が反射し、クレータをぼかして目立たなくすることができます。
ビタミンC誘導体やプラセンタ配合の化粧品を使い、美白を心がけましょう。
赤いニキビ跡を消す方法
赤いニキビ跡は症状が軽く、適切な処置をおこなえば自力でも消すことが十分に可能です。
逆に、この赤いときにケアをおこたってしまうとクレーターニキビ跡に進行してしまうので注意しなければなりません。
また、刺激を与えてしまうと茶色いニキビ跡になってしまうことがあるので、赤みが気になるからといって顔を避けることもできるだけ避けるようにします。
それでは、赤いニキビ跡を消す具体的な方法を見ていきましょう。
抗炎症成分の入った化粧品を使う
まずは赤くなる原因となっている炎症をおさえないといけないため、甘草エキスやビタミンC誘導体など抗炎症成分の入ったスキンケア商品を使ったケアをしてあげます。
また、肌が乾燥してごわついていると炎症がひどくなりやすいので、あわせてヒアルロン酸やセラミドなどの保湿成分も補給してあげます。
化粧品によって炎症をおさえつつ保湿を十分にしていれば、赤いニキビ跡の場合は想像以上に早く治ることもめずらしくないので、しっかりスキンケアを続けていきましょう。
ニキビ跡のケアに特化した化粧品もあるので、そういったものを利用するのもおすすめですよ。
肌のターンオーバーを早める生活習慣
外側からのスキンケアによって炎症をおさえるのと同時に大事なのが、毎日の生活習慣による内側からのケアです。
内側からのケアもおこなうと、肌のターンオーバーが促進されて新しいキレイな肌へと生まれ変わることができるのです。
生活習慣では主に、「食事」「睡眠」「運動」を意識します。
食事ではバランスのとれた栄養メニューにくわえ、ターンオーバーを促してくれるタンパク質(肉・魚・卵)とビタミン類(野菜・果物・きのこ類・海藻)を多めに摂るようにするといいでしょう。
一方、炎症を悪化させがちなアルコール飲料や辛い食べ物はなるべく控えるようにします。
睡眠は十分な時間をとるのにくわえ、ターンオーバーが活発になるゴールデンタイム(夜22:00~深夜2:00)の間に寝るように心がけましょう。
運動では汗を流すことが効果的なので、ジョギングなど有酸素運動を生活に取り入れるのがおすすめです。
茶色いニキビ跡を消す方法
最後に、茶色いシミのようなニキビ跡を消す方法についてお伝えしていきます
茶色のニキビ跡はなかなか治りにくいものの、根気強くケアを続ければきちんと消すことができますよ。
ターンオーバーを整える
赤いニキビ跡と同じく、茶色のニキビ跡ケアの基本は肌本来が持ってるターンオーバーの働きを整えてあげることです。
ターンオーバーを整えることで、肌の内側にとどまったニキビ跡を外側に押し上げ、薄くしながら新しい肌に生まれ変わります。
やることは外側からのスキンケアと生活習慣による内側からのケアになります。
自分の肌に合った保湿力のある化粧品でスキンケアをしつつ、「食事」「睡眠」「運動」を意識していきましょう。
逆に、ターンオーバー周期が乱れていると茶色いニキビ跡はなかなか消えてくれないので注意しましょう。
美白成分を肌に与える
ターンオーバーを待つだけではものたりないので、1日でも早く茶色ニキビ跡を消すために美白成分も一緒に肌に与えていきましょう。
美白成分にはシミを薄くするものと、メラニンの生成を抑えるものの2種類があります。
薄くする美白成分の代表はハイドロキノン、そしてメラニンを抑えるものはカモミラエキスとプラセンタエキスがおすすめです。
2種類の成分をあたえれば強力な美白ケアをすることができ、より早くニキビ跡を消すことが期待できますよ。
緊急時のためのニキビ跡を隠す方法
お伝えしてきたように、正しいケアをおこなえばニキビ跡でも治すことはできます。
ですが、一瞬でなかったかのように消すことは難しいです。
一目でニキビ跡がよくなったとわかるまでには2~3週間、もしくは数ヵ月かかることもあります。
とはいっても、近々に大事なイベントなどがあり、ニキビ跡をなんとかしたいときもあることでしょう。
そんなときは化粧でニキビ跡をうまく隠すのがおすすめです。
使う化粧品はコンシーラーを使いましょう。スティックタイプのカバー力が高いものがとくにおすすめです。
くわえて、できればニキビ跡を刺激しない油分が少ないものを選ぶのが理想です。
コンシーラーなど化粧品にばかり頼るのは好ましくありませんが、緊急時は活用してみてくださいね。
ニキビ跡が残らないようにする対策も大事
憎きニキビを撃退したなら、面倒なニキビ跡が残らないように対策しておくことも大事です。
もちろん、ニキビそのものができないようにするのが理想的です。
そのためには肌に合う化粧品を使い、紫外線からの刺激を守るために日焼け対策もしっかりおこないましょう。
早寝早起き、栄養バランスの良い食事、汗をかくようにすること、など生活習慣を正しくすることも大切です。
こういった基本を押さえることで、揺らぎの少ないお肌に生まれ変わります。
また、病院やクリニックでも肌診断をしていることがあるので、自分の肌質を見極めて化粧品選びをすることだって可能です。
ニキビができやすい、ニキビ跡が残りやすいと感じる人は、1度自分の肌ととことん向き合ってみてくださいね。
まとめ
いかがでしたか?
がんこなニキビ跡ですが、症状に合ったケアを続ければちゃんと消すことができます。
今回の内容を参考にしていただき、できることから始めていきましょう。
そして、ニキビ跡を綺麗サッパリ消して、本来の自信を取り戻しましょう!