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スキンケアの基本をマスター!正しい方法・順番、ポイントを大紹介

スキンケアが十分にされた綺麗な肌

お肌を綺麗に保つために欠かすことができないスキンケア。

みなさんは普段、どのようにお肌の手入れをしていますか?

実は、この毎日のスキンケアを間違った方法や順番でしてしまっている方は意外と多いです。

スキンケアは正しい方法、順番でおこなうことで美容効果を最大限に発揮することができます。

そこで今回は、スキンケアの基本的な部分を中心とした情報をお届けしていきたいと思います。

「毎日スキンケアを頑張っているのにイマイチ効果が実感できない…」という方は必見です。

スキンケアの基本が大切な理由

スキンケアの基本の重要性を説明する女性

スキンケアは直訳すると「お肌の手入れ」となり、健康できれいな肌を維持する目的でおこないます。

しかし、スキンケアの基本を知らないまま手入れをすると、場合によっては逆効果となります。

「口コミで評判のよい高級化粧品を使って毎日スキンケアをしてるのにイマイチ効果が実感できない」という方は、このスキンケアの基本ができていない可能性が高いです。

具体的にはクレンジング、洗顔、化粧水などを使う順番が間違っていたり、肌に合わない成分が配合された化粧品を使用しているなどが考えられます。

特に、化粧品の成分が肌に合っていない場合、肌にかゆみや赤みの症状が現れたり、痛みを伴うこともあります。

肌の健康を維持する目的でスキンケアをおこなっているのに肌トラブルに見舞われるというのは、それはもうスキンケアでも何でもなく、お肌がボロボロになるのを手伝っているようなものです。

スキンケアには正しい順番や手入れの仕方、化粧品の選び方などの基本がしっかりとあります。

不必要な肌トラブルを起こさないためにもスキンケアの基本をしっかりと学んでおきましょう。

正しいスキンケアのポイントは「洗顔」と「保湿」にあり

保湿が十分にされたきれいな肌

スキンケアの基本は「洗顔」「保湿」にあります。

まず、洗顔には顔の汚れを除去する働きがあります。

私たち人間の肌は常に外気にさらされており、ホコリなどが付着しています。

また、古い角質や汗汚れ、メイク汚れも肌に付着しており、これらを放置しておくと雑菌が繁殖しやすい状況になってしまいます。

雑菌が繁殖した肌を放置しておくと肌荒れなどの原因にもなるため、洗顔でその日の汚れを落としておくことは非常に重要なポイントとなります。

もう1つの基本である保湿には、肌のバリア機能を正常に保つ効果があります。

プルプルしたきれいな肌をした人は、バリア機能によって肌内の水分が保たれているおかげで美肌なのです。

逆に、保湿が十分にできていないとバリア機能が弱まってしまい、角質層の水分が蒸発してしまったりしてカサカサした乾燥肌を招いてしまいます。

また、保湿が十分でないと肌のターンオーバーも乱れるというリスクが高まります。

肌のターンオーバーは「肌の新陳代謝」「肌の生まれ変わり」のことを指しますが、このターンオーバーが乱れると古い角質がいつまでも肌表面に残り続けるため、何となく肌全体が汚く見えてしまいます。

さらに、ターンオーバーの乱れは肌荒れ、ニキビ、吹き出物といった肌トラブルの原因にもなります。

スキンケアの基本でもある保湿はこれら肌トラブルを防ぐためにも重要となります。

正しい基本スキンケアの順番とポイント

先ほど紹介した基本スキンケアのポイントを意識しながら、正しいスキンケアの順番を守ってお手入れをおこなっていきましょう。

ここでは基本スキンケアの順番とポイントを解説します。

①クレンジングを落とす(夜のみ)

クレンジングはメイクを落とすために必要な作業です。

そのため、1日が始まる朝のスキンケアでは基本的にクレンジングは不要です。

クレンジング剤の特徴として覚えておきたいのは、メイクを落とすことを目的としているもののため洗浄力が強く肌への負担も大きいことです。

そのため、肌が弱い人は長くても1分以内で洗い流すことをおすすめします。

また、洗浄成分の影響で肌に多少の負担がかかっているため、ゴシゴシと強く洗うのはNGです。

肌に優しくタッチするようにメイクを落としていきましょう。

クレンジングについて詳しく知りたい方はこちらの記事も参考にしてみてください。
クレンジングの主な種類5つを紹介!特徴や選び方がバッチリわかる!

②洗顔する

ボリュームのある泡で洗顔する女性

クレンジングでメイクを落としたら洗顔料で洗顔をしていきます。

洗顔の目的は前述のように肌に付着した汚れを落として、肌トラブルを回避することです。

また、クレンジング剤にはメイクを落とすために油分や界面活性剤が含まれていることが多く、これらはしっかりと洗い流したつもりでも完全に落ちていない可能性が高いです。

洗顔はこの肌に残ったクレンジング剤の除去の役割も果たします。

洗顔の仕方ですが、まず手の汚れを落とすために手洗いをします。

その後、ぬるま湯で顔を濡らす程度に軽く洗います。

ここから洗顔料を使うことになりますが、洗顔料を使用する際は市販の泡立てネットがあると便利です。

水も含ませてきめ細かいボリュームのある泡になったら顔になじませていきましょう。

まずは顔の中でも比較的皮膚が強いTゾーン(額、鼻、アゴ先を繋ぐT字形の区域)から手をつけていき、その後に頬などのUゾーンを洗い、最後に皮膚が弱い目元や口元に泡を乗せていきます。

洗い方のポイントですが、ここでもやはり「優しく洗う」ことを意識してください。

30秒~1分ほど洗ったら、ぬるま湯で丁寧にすすぎをおこないます。

すすぎを終えたら洗い残しがないか鏡で確認し、問題がなければタオルで軽く顔を押さえながら水気を取っていきます。

使用するタオルも乾燥した清潔感のあるものを使用しましょう。

③化粧水をつける

化粧水を顔につける女性

洗顔後は保湿が失われた状態になっているため、化粧水をつけるようにします。

化粧水を肌につける時に意識しておきたいポイントですが、優しく肌に押し付けるようにしましょう。

たまに、パンパンと肌を叩くようにして化粧水をつけている方がいますが、これは肌に余計な負担がかかるためNGです。

化粧水をコットンもしくは手にたっぷりと取り、優しく押し付けるようにパッティングすることで肌に負担をかけずに浸透力を高めることができますよ。

化粧水の浸透力を高めることで、この後に使用する化粧品の浸透率も大きく変わってくるため、化粧水での保湿は正しい方法でおこなうようにしましょう。

④美容液をつける

美容液の画像

美容液は必ずしも使う必要はありませんが、より綺麗な美肌を目指すのであればぜひ使っていきたい基礎化粧品です。

美容液でスキンケアをすると、肌の保湿を一気に高めたり、シミやそばかすなどを防ぐエイジングケアをすることができます。

美容液の優れた効果については、以下の記事も参考にしてください。
これぞ美肌の裏技!知らないと損する美容液の驚くべき効果

美容液をつける時のポイントですが、手のひらに適量の美容液をとったら肌に優しく押さえるようにしていきます。

肌に摩擦を与えるような方法ではメラニンの蓄積の原因にもなったり、真皮にダメージをあたえたりすることもあるので注意しておきましょう。

また、美容液をつける時に「肌の内から外へ」を意識するとムラなく肌になじませることができます。

⑤乳液をつける

水分と油分を乳化(ねばりのある液にすること)させたものが乳液です。

化粧水で補った水分は、そのまま放置しておくと蒸発してしまうという特徴があります。

この蒸発を防ぐのに必要なのが水分を保護する皮脂膜であり、乳液はその皮脂膜の働きをしてくれます。

乳液をつける時のポイントですが、こちらも優しく肌に触れるように浸透させていきます。

ちなみに乳液はクリームよりも水分量が豊富であり、伸びがいいのが特徴です。

そのため、乳液をつける時は「若干少ないかな?」という量を手に取るようにしましょう。つけすぎには要注意です。

⑥クリームをつける

化粧品のクリームの画像

クリームは乳液よりも油分が多く、大きな保湿効果が期待できます。

多めに配合されている油分が膜の役割を果たすため、肌を守ってくれます。

特に、肌が乾燥しやすいという方は積極的に使用していきましょう。

クリームを手にとって肌になじませる時にマッサージをすると、血行もよくなって健康的な肌を作ることができます。

洗顔料や基礎化粧品を選ぶポイント

化粧品を選ぶポイントについて説明する女性

基本的なスキンケア方法をマスターしたら、次は洗顔料や基礎化粧品を選ぶ時のポイントを見ていきましょう。

自分の肌に合ったものが一番

洗顔料や基礎化粧品を選ぶ上で最も大切なのは、自身の肌に合ったものを使用することです。

これは先ほども取り上げたように、1人1人の肌質というのは異なるため、口コミでパーフェクトな評価を得ている化粧品でも「私の肌には全く効果がなかった」ということがあるためです。

私たち人間の肌質は「普通肌」「乾燥肌」「脂性肌」「混合肌」の4タイプがあります。

スキンケアアイテムを選ぶ時は、まず自身の肌質がどのタイプに属するかをしっかりと把握しておきましょう。

主な肌質タイプの特徴や見極め方は以下のとおりです。

●普通肌

普通肌の方は全体的なバランスがとれているのが特徴です。
健康的な肌を維持するための水分量、皮脂量もベストといえます。
普通肌の方は一般的に肌全体にうるおいがあるため、肌に悪影響をあたえるようなことをしなければ肌トラブルに見舞われる可能性は低いです。
ただし、いつもより乾燥している日などにはしっかりと乳液、クリームをつけておく必要があります。

●乾燥肌

日常的に肌がカサカサして、うるおいいもないと感じている方は乾燥肌の可能性が高いです。
乾燥肌の特徴は肌を守る役割を果たす皮脂量、水分量がともに少ないことです。
そのため、肌がカサカサした状態に見舞われることになります。

乾燥肌の方が基礎化粧品を選ぶ時に意識しておきたいことは「保湿」と「水分量の維持」です。
具体的にはセラミド、天然保湿因子(NMF)、ヒアルロン酸、コラーゲン、エラスチンといった成分が配合されている化粧品を選ぶようにしましょう。
これらの成分は肌内部の水分を挟み込みながら水分量の維持に努めたり、肌にうるおいをあたえる効果があります。
今まで正しいスキンケアをおこなってきたにも関わらず、乾燥肌が改善されなかった方は基礎化粧品に配合されている成分に着目してみてください。

●脂性肌

肌全体が常にテカテカしている方は脂性肌タイプに該当します。
皮脂量、水分量がともに多く、テカテカの原因は過剰に分泌された皮脂です。
また、皮脂汚れも目立つのが特徴です。
ちなみに脂性肌の方がよく悩まされるのがニキビや吹き出物ですが、これは肌に付着した菌が過剰に分泌された皮脂をエサにして大量繁殖を起こすことが影響しています。

脂性肌の方が基礎化粧品を選ぶ時は「皮脂の分泌をおさえる成分」が配合されているかを確認するようにしましょう。
具体的にはビタミンC誘導体、イソフラボン、ハマメリエキスなどの成分が配合されていればベストです。
また、脂性肌の人であっても、肌の内側の保湿は常に高めておく必要があります。
そのため、皮脂の分泌を抑える成分とともに、優れた保湿成分が含まれているものを使用することが大切です。

●混合肌

混合肌とは具体的にいえば「普通肌+脂性肌」「普通肌+乾燥肌」「乾燥肌+脂性肌」など肌の箇所によって肌状態が違うことを指します。
例えばですが、Tゾーンは皮脂の分泌量が多いのに、Uゾーンは肌が乾燥しがちという方は混合肌の可能性が高いです。
いっけん、珍しいタイプに見えますが、日本人のほとんどはこの混合肌に該当するともいわれています。

混合肌タイプの方が基礎化粧品を選ぶ時は「効果の異なる成分が配合されているか?」という点を確認しておきましょう。
具体的には乾燥している箇所に効果がある保湿成分、皮脂の分泌が多い箇所に効果がある成分などがバランスよく配合されていれば問題はありません。
効果の異なる成分が配合された基礎化粧品を使うことで「乾燥肌の箇所には効果があったけど、脂性肌の箇所では効果を実感できなかった」などの失敗を防ぐことができます。

スキンケア初心者はライン使いがおすすめ

ライン使い用の化粧品セット

初めてスキンケアに本格的に取り組むという方は、化粧品のライン使いをおすすめします。

ライン使いとはスキンケアアイテムを全て同じメーカー、ブランドで統一することです。

ライン使いのメリットは、美容効果を最大限に発揮させやすい点です。

同一メーカーで製造された化粧水、乳液、クリームは各化粧品に配合されている成分との相性も考慮しており、非常に高い相乗効果を見込むことができるのです。

また、ライン使いによって目的に合ったケアができるのも魅力的です。

同一メーカー、ブランドの基礎化粧品は、「ニキビケア」「美白ケア」「しわケア」といったふうに目的が統一されていることが多いです。

そのため、肌の悩みに対してピンポイントで解決できるスキンケアをおこなうことが可能です。

このようなことから、ライン使いはスキンケアの目的がはっきりとしている方にもおすすめできます。

他にもやっておきたい大切なスキンケア

健康的で綺麗な肌をつくるには、お伝えしてきたように洗顔と保湿が重要となりますが、それ以外にも意識しておこなっておきたいことがあります。

ここでは、洗顔と保湿以外で実施しておきたいスキンケアを紹介しておきます。

日焼け止めによる紫外線の防止

日焼け止めで紫外線対策をする女性

シミ、しわ、たるみといった肌トラブルの原因となる紫外線。

肌が老化する多くの原因は紫外線ともいわれているため、日常的に肌を紫外線から守る必要があります。

特に4月の春先から8月の夏までは非常に強力な紫外線が常に降り注いでいるため、外出時には必ず日焼け止めを使用するようにしましょう。

日焼け止めの選び方についてはこちらの記事が参考になります。
日焼け止めの選び方のポイント3つ。敏感肌の人は必見!

生活習慣による内側からのケア

睡眠中の女性

基礎化粧品を使用したスキンケアは、外部から肌の健康に必要な成分を浸透させていきます。

これだけでも十分な効果がありますが、より完璧な肌を目指すのであれば体の内側からのケアも欠かすことができません。

体の内側からのケアとは具体的にいうと「睡眠」「食生活」「ストレスの発散」などのことです。

まず、質の良い睡眠をとることで肌のターンオーバーも正常になるため、常に健康的で新しい肌が体内でつくられやすくなります。

食生活も大事で、コラーゲン生成に関わるタンパク質やビタミンC、健康な皮膚をつくる細胞に関わるビタミンAなど、栄養バランスのとれた食事を心がけることが大切です。

ちなみに、肌の健康とはあまり関係がなさそうなストレスですが、日常的に強いストレスを受けると自律神経が弱まってしまい、肌に十分な栄養素や酸素が届かなくなります。

この状態が長く続くと、ニキビや吹き出物といった肌トラブルを引き起こしてしまうので注意しなければなりません。

日常生活の中で全くストレスがかからない生活を送るというのは難しいですが、休日に体力の回復に努めたり、趣味の時間を楽しむなどしてストレスを発散させましょう。

まとめ

いかがでしたか?

肌トラブルのない美しい肌になるためには、まずスキンケアの基本である「洗顔」と「保湿」の仕方をマスターする必要があります。

また、自分の肌質などをしっかりと把握しておき、自分にピッタリの洗顔料や基礎化粧品を選んでいくことも大切です。

正しい知識を持って努力すれば、肌はどんどん綺麗になっていくので、今回の記事を参考にしながら毎日のスキンケアを頑張ってみてください。

 

スキンケアの正しい順番の項目でもお伝えしましたが、一歩先の美肌を目指したいのであれば「美容液」を使っていくことをおすすめします。

美容液はお肌のスペシャルケアができる化粧品であり、美容液を使う習慣を続けていれば、肌が見違えるほどきれいになることも珍しくありません。

美容液の効果については以下の記事で詳しくお伝えしているので、ぜひ今回の記事とあわせてチェックしてみてください。

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