日焼け対策の基本といえば、日焼け止めを塗ることですね。
日焼けは美容の大敵なので、積極的に日焼け止めを塗る女性は多いことでしょう。
ところで、あなたは日焼け止めの正しい塗り方についてご存知でしょうか?
日焼け止めの塗り方が間違っていると、紫外線をブロックしてくれる効果が発揮されず、塗っている意味がなくなってしまうことがあるので注意しなければなりません。
というわけでこの記事では、正しい日焼け止めの塗り方やポイントについてお伝えしていきます。
[surfing_su_note_ex note_color="#FFE4E1"]※最近人気の、飲むだけで紫外線が対策できる日焼け止めについて知りたい方はこちらの記事も要チェックです。
[/surfing_su_note_ex]日焼け止めを塗る量はどれぐらいがいいのか?
日焼け止めを塗るときにまず気をつけたいのが、適切な量を使うことです。
ちゃんと日焼け止めを塗っているのに日焼けしてしまった…、という方によくあるのが、日焼け止めを塗る量が少ないことです。
もったいないからといって少しずつ使っていると、日焼け止め本来の効果が表れないことがあるのです。
それでは、日焼け止めの適した塗る量はどれぐらいなのでしょうか?
一般的な日焼け止めの基準として、効果が表記通り発揮されるためには1㎠あたりの肌に2mgの日焼け止めを塗る必要があるとされています。
しかし、この1㎠あたりに2mgという数値を見てもなかなかイメージできず、ピンとこないと思います。
なので、わかりやすく説明すると、顔全体の面積に塗るのであれば500円玉ぐらいの日焼け止めの量が必要ということです。
顔の大きさはだいたい400㎠なので、400㎠ × 2mg =800mg(0.8g)となり、0.8gは500円玉とほぼ同じ量になるのです。
日焼け止めの適量はぜひとも覚えておくようにしましょう。
日焼け止めを塗るタイミングにも注意
日焼け止めを塗っても、紫外線をブロックする効果はすぐに表れません。
効果が表れるのは、塗ってからおおよそ20~30分たってからです。
そのため、外出する直前に日焼け止めを塗っていたのでは遅いので注意が必要です。
外出する時間の20~30分前には日焼け止めを塗り終わっている段取りを組むようにしましょう。
顔の正しい日焼け止めの塗り方
塗る日焼け止めの適量とタイミングがわかったところで、日焼け止めを顔へ塗るときの手順や方法について紹介していきます。
顔に塗る順番
一般のクリームや乳液の日焼け止めは、洗顔後のスキンケアが終わった後に塗ります。
流れをわかりやすくまとめると、以下のような順番になります。
[surfing_su_box_ex title="顔に日焼け止めを塗る順番まとめ" box_color="#FF69B4"]- 洗顔する
- 化粧水をつける
- 乳液をつける
- 日焼け止めを塗る
- ベースメイクをする
- ファンデーションをつける
※パウダータイプとスプレータイプの日焼け止めは例外で、ファンデーションが終わった最後に使用します。
[/surfing_su_box_ex]乳液で保湿した後に日焼け止めを塗ることで、日焼け止めが肌になじみやすくなり、ムラができにくくなります。
逆に、スキンケアをする前の肌が乾燥しているときに日焼け止めを塗るのは避けましょう。
ムラができやすく、塗った日焼け止めがボロボロと落ちやすくなってしまいます。
また、肌に負担もかけてしまうのも問題点です。
日焼け止めには紫外線を防ぐ薬剤が入っているのですが、肌に直接触れてしまうと乾燥を悪化させてしまうことがあるのです。
正しい塗り方
顔に日焼け止めを塗るときの詳しい手順とポイントについてお伝えしていきます。
①手のひらに日焼け止めを取とる
日焼け止めは顔に直接塗ったりはせず、いったん手のひらにとってから塗っていくようにします。
このときに手のひらにとる日焼け止めの量は、顔に塗る適量である500円玉の半分にします。(乳液・ジェルタイプの日焼け止めなら1円玉、クリームタイプの日焼け止めならパール粒1個ぐらいが目安)
半分しかとらないのは、後で残りの半分を重ね塗りするためです。
②日焼け止めを小分けして塗っていく
日焼け止めをとった手の逆の手の指を使い、おでこ・右頬・左頬・鼻・あごの5ヵ所に日焼け止めをつけていきます。
そして、5点置きができたら日焼け止めを塗っていきます。
塗るときに意識したい大切なポイントは、伸ばすのではなく、優しくポンポンと叩くようにすることです。
伸ばすようにして塗ってしまうと、肌にしっかり浸透せずムラができる原因となってしまいます。
また、肌になじみやすくするために、内側から外側に塗っていくのもポイントです。
耳や首のうしろなど塗り忘れしやすいところもしっかり塗っていきましょう。
③重ね塗りをする
日焼け止めが顔全体に塗ることができたら、次は残りの半分の量の日焼け止めで重ね塗りをしていきます。
重ね塗りするときは、顔の中でも特に日が当たりやすい鼻や頬を念入りに塗るといいでしょう。
④両手の手のひらで顔パックをする
日焼け止めが一通り塗れたら、最後に手のひらを使って顔をおさえてあげます。
顔パックをすると、日焼け止めをより肌になじませることができます。
日焼け止めは2~3時間おきに塗り直す
朝に日焼け止めを塗ったら、それっきりで1日を過ごしたりしていませんか?
もし1日に1回しか日焼け止めを塗っていない方は注意してください。
実は、人間は汗や皮脂をかくので、知らず知らずのうちに塗った日焼け止めは落ちているのです。
顔をハンカチやタオルで拭くことが日焼け止めを落とすこともあります。
なので、SPF50など長時間を紫外線をブロックしてくれる日焼け止めをつけていたとしても安心は全くできないのです。
日焼けせず、美白でシワのない顔でいたいのであれば、面倒ですが日焼けの塗り直しはするようにしましょう。
理想は2~3時間おきに塗り直すことです。
日焼け止めの塗り直し方
日焼け止めの塗り直しをするときは、1からやり直すのがベストですが、さすがに1日に何度もやり直してられない時があると思います。
そこでオススメしたいのが、パウダータイプまたはスプレータイプの日焼け止めをメイクの上から重ねる方法です。
やることは以下のようにとても簡単で、すぐに終わらせることができます。
[surfing_su_note_ex note_color="#FFE4E1"]- 油とり紙やティッシュを使って顔の汗や皮脂をとる
- パウダータイプまたはスプレータイプの日焼け止めを顔につける
パウダーやスプレーの日焼け止めを持ち歩いておくと、とっさの塗り直しに役立つでしょう。
時間に余裕がある方の場合であれば、乳液を使った以下の方法もオススメです。
[surfing_su_note_ex note_color="#FFE4E1"]- 乳液を手にとって顔になじませ、ティッシュで拭きとる
- 朝一で使用した日焼け止めで塗り直す
- ベースメイクをおこない、ファンデーションを塗る
やや手間はかかりますが、日焼け止め効果が発揮しやすく、メイクも直すことができます。
体の正しい日焼け止めの塗り方
顔と同様に、体にも日焼け止めを塗ります。
体の日焼け止め対策は顔に比べておろそかになりがちですが、露出した体の肌も紫外線を浴びることで肌の老化が進んだりシミをつくる原因となるので、体もしっかり対策していきましょう。
①日焼け止めを体につける
体に日焼け止めを塗るときは、まず1本の線を描くように肌にとることです。
腕や脚などの体に日焼け止めをつけるときは、顔に塗るときとは違い、肌に直接つけても大丈夫です。
顔は毛穴がのデコボコが大きくてムラができやすいため、いったん手のひらに日焼け止めをとって5点置きする手順を踏みましたが、体は比較的デコボコが少なく平面なのでムラができにくいのです。
②円を描くように日焼け止めを伸ばす
日焼け止めが体にとれたら、クルクルと円を描くように伸ばしながら肌に塗ってなじませていきます。
体に塗るときは細かいところの塗り忘れに注意
体に日焼け止めを塗るときに注意したいのが、細かいところへの塗り忘れです。
塗り忘れがあると、一部だけ日焼けしてしまうといったことが起こるので気をつけましょう。
塗り忘れやすい体の部分は以下です。意識してしっかり塗っていくようにしましょう。
- 手の甲
- 足の甲
- ひじの裏
- ひざの裏
- ふくらはぎの裏
日焼け止めを使う上で気をつけること
日焼け対策は1年中おこなう
日差しが弱い冬の時期や天気が曇りの日は、日焼け対策はしなくても大丈夫、と思っていませんか?
確かにこれらの日は、日差しの強い真夏の晴天な日に比べると紫外線は低めです。
しかし、時期や天気に関わらず、人の肌に害をあたえるほどの紫外線は年中を通して放たれています。
紫外線の対策は年中おこなうようにするのが理想なのです。
短時間の外出でもきちんと塗る
人の肌は、紫外線をたったの3分浴びただけでダメージを受けるようになっています。
そのため、ちょっとした時間と思われがちな、ゴミ出しなどの外出でも油断はできないのです。
短い時間の外出のときでも日焼け止めを塗っておきましょう。
日焼け止めはその日のうちに落とす
日焼け止めには紫外線をブロックする薬剤が含まれているため、肌につけていると少なからず負担をかけてしまいます。
なので、その日につけた日焼け止めはその日のうちに落としてあげる必要があります。
クレンジングを使ってメイクと一緒に落としてあげましょう。
ウォータープルーフタイプのものだと普通のクレンジングだと落ちにくいことがあるので、専用のクレンジングを使うといいでしょう。
古い日焼け止めは使わない
もったいないからといって、去年の日焼け止めを使いまわしたりしていませんか?
古い日焼け止めの使用は、肌トラブルの原因となることがあるので避けた方が無難です。
1度あけた日焼け止めは空気に触れることで酸化して変質したり、雑菌が繁殖している場合があるのです。
開封した日焼け止めは半年、未開封のものでも1年をこえたら思い切って捨ててしまった方がいいでしょう。
自分に合った日焼け止めを使う
化粧品と同じですが、自分にあった日焼け止めを使うことはとても大切です。
特に注意したいのが、日焼けを絶対にしたくないからといって、SPF50やPA++++など強力な日焼け止めを無暗に使ってしまうことです。
数値の高い日焼け止めは、日焼けを防ぐ効果は高いですが、同時に肌への負担も強いので注意しなければなりません。
敏感肌の方が肌への負担が強いものを使ってしまうと、肌荒れやニキビを引きおこしてしまうことがあります。
自分の肌に合った日焼け止めを使うことをまず優先するようにしましょう。
まとめ
いかがでしたか?
日焼けから守ってくれる日焼け止めですが、使い方が間違っているとちゃんと効果が発揮されなくなってしまいます。
日焼け止めの効果を最大限にいかすために、今回ご紹介してきたことを参考にしてください。
そして、いつまでも美しい肌を維持していきましょう!
最近は、日焼け対策に「飲む日焼け止めサプリ」がを使うことが常識になりつつあります。
飲むだけで日焼け対策ができるというのは、「時間がかからない」「肌に負担をかけない」といった大きなメリットがあります。
飲む日焼け止めについて詳しく知りたい方は、以下の記事もぜひチェックしてみてください。
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