頭皮のひどいかゆみに襲われ、仕事も勉強も手につかなくなってしまった経験はありませんか?
あまりのかゆみでかきむしってしまうと、フケがたくさん出て不衛生ですし、出血してしまうこともあります。
また、強いかゆみは、抜け毛など、他のトラブルを引き起こしかねないので軽く見ることはできません。
かゆみから逃れるためには、根本的な原因を見つけ出して対処する必要があります。
頭皮がかゆい主な原因は、頭皮の乾燥・毛穴の汚れ・頭皮環境の悪化の3つです。
それぞれがさらに細かな原因にもとづいているので、正しい知識を身につけて対応しなければなりません。
それでは、頭皮のかゆみの原因と改善方法を見ていきましょう。
頭皮のかゆみとなる主な3つの原因
頭皮がかゆい原因は、大きく分けて3つあります。
頭皮は非常にデリケートな部分なので、ちょっとしたことが原因で荒れてしまい、かゆみを引き起こすのです。
3つの原因がなぜかゆみを引き起こすのか知っておきましょう。
①乾燥している
乾燥は肌の大敵です。もちろん頭皮も例外ではありません。
もとから乾燥肌の人はもちろん、シャンプーで洗いすぎることでも頭皮は乾燥します。
水分を失って乾燥した頭皮は刺激に対して敏感になり、かゆみを感じやすくなります。
さらに皮膚の機能が低下し、雑菌の繁殖しやすい環境になってしまうため、さらなる肌荒れを招く可能性もあります。
②毛穴に皮脂や汚れがつまっている
頭を洗わない日が続いたり、シャンプー・リンスの洗い残しがあったりすると、毛穴に皮脂や汚れがつまってしまいます。
この皮脂や汚れは雑菌のエサとなるため、雑菌の繁殖を招き、湿疹や炎症の原因となります。
これがかゆみを引き起こすのです。
また、脂っこい食事が多い人は、過剰な皮脂が頭皮に分泌されやすいので注意が必要です。
③頭皮環境の悪化
パーマや髪のカラーリングは、髪と頭皮に想像以上のダメージをあたえます。
これは、使用する薬剤の刺激によって皮膚炎が引き起こされるからです。
特に、薬剤に対してアレルギーを持つ人の場合、耐えられないほどのかゆみを伴うこともあります。
また、ストレスも頭皮環境を悪くしてしまう要因の1つです。
強いストレスは自律神経やホルモンバランスを乱し、皮膚の機能を低下させて頭皮環境を悪化させます。
頭皮の乾燥を防ぐには、頭の洗い方に注意し紫外線対策をしよう
日常生活で頭皮が乾燥する主な原因は、入浴中の頭の洗い方や、入浴後のケアにあります。
また、紫外線の影響も無視できません。
乾燥して頭皮がかゆい人は、以下の点に配慮してください。
シャンプーで洗いすぎないようにする
乾燥の原因としてよくあるのが、頭皮の洗いすぎです。
洗いすぎると、頭皮のうるおいを保つために必要な皮脂まで洗い流してしまって乾燥を招きます。
シャンプーの使いすぎや力の入れすぎはもちろん、1日に何度も頭を洗うことも避けましょう。
使うシャンプーを見直す
シャンプーのやり方や頻度と同時に大事なのが、使うシャンプーです。
頭皮にかゆみが出やすい人は、できるだけ頭皮にやさしいシャンプーを使うのが理想です。
刺激の強い添加物や、皮脂を落としすぎる石油系の界面活性剤が入っていないシャンプーを選びましょう。
おすすめはアミノ酸系のシャンプーです。保湿効果のあるシャンプーならさらに効果的です。
シャンプーの種類や選び方について詳しく知りたい方はこちらの記事もチェックしてみてください。
⇒シャンプーの主な種類は3つ!特徴を知って自分に合ったものを選ぼう!
ドライヤーの熱を頭皮にあてすぎない
入浴後、早く髪を乾かそうとして頭部にドライヤーを近づけすぎたりしていませんか?
必要以上にドライヤーを頭部に近づけて熱風をあて続けると、頭皮は乾燥してしまうので注意しなければなりません。
できるだけドライヤーの熱を頭皮や髪にあてないようにするためには、まずはタオルで十分に水気を吸い取ります。
そして、ドライヤーを使うときは頭から15~20cmくらいの距離は空けるようにし、1ヶ所に集中して熱風をあてないように心がけましょう。
髪の乾かし方についてはこちらの記事で詳しくお伝えしています。
⇒正しい髪の乾かし方!髪を傷めずスタイリングが決まる!
紫外線の対策をする
あまり意識されていませんが、実は太陽からの紫外線は頭皮に大きなダメージをあたえています。
頭皮が弱れば、うるおいを保つ機能も低下し、乾燥肌を招いてしまいます。
日差しの強いときに外出する場合は帽子や日傘を利用し、紫外線を浴びるのを防いでいきましょう。
UVカットスプレーという、頭部の紫外線対策に有効なアイテムもあるので、そういったものを活用するのもおすすめです。
毛穴の汚れ対策には十分なシャンプーと野菜中心の食生活を
次は、毛穴の汚れや皮脂の対策についてお伝えしていきます。
毛穴の汚れを放置していれば、頭皮がかゆいだけではなく、髪の毛の状態も悪くなりますから、しっかり頭皮をきれいにしましょう。
整髪料などを付けた日は念入りにシャンプーする
汚れ対策の基本は、頭皮をしっかりと洗うことです。
汗をたくさんかいたり整髪料をつけたりした日には、必ずシャンプーを使って頭皮を洗いましょう。
ただし、1つ目の原因でお伝えしたように、乾燥するほど強く洗ってしまうのは逆効果です。
爪を立てて洗わず、指の腹を使って頭皮をマッサージするように優しく洗っていきましょう。
シャンプーの洗い残しがないように、十分にすすいであげることも大切です。
定期的に炭酸ヘッドスパをおこなう
どれだけ日頃から念入りに頭皮ケアをしていても、毛穴の汚れはだんだんと蓄積してしまうものです。
そこで、定期的に美容院のサービスの1つである「炭酸ヘッドスパ」を受けてみるといいでしょう。
炭酸水には毛穴の奥の汚れを強力に取り除く効果があり、しかも弱酸性なので肌に優しいというメリットもあります。
血行を促進して頭皮に栄養を届きやすくもしてくるので、美しい髪が育ちやすくなるのも注目のポイントですよ。
炭酸ヘッドスパについての詳しくは、以下の記事をチェックしてみてください。
⇒自宅でもできる!炭酸ヘッドスパ効果で悩み知らずの頭皮に!
野菜中心の食生活にする
脂っこい食事の多い人は、皮脂も多くなり頭皮が汚れやすくなります。
肉類やスナック菓子、ファーストフードは控えめにし、野菜中心でバランスの取れた食生活を心がけましょう。
野菜中心の食生活は、頭皮だけでなく全身の皮膚を美しく保つことができます。
頭皮環境を守るためにパーマは控え、ストレスを解消すること
乾燥や毛穴の汚れを防いだとしても、根本的に頭皮の環境が悪ければ、頭皮がかゆい状態を改善することはできません。
皮膚には自分を守るための力がきちんと備わっていますから、その力を完全に発揮できる環境を整えて上げる必要があるのです。
頭皮環境を整えるには以下の点に注目してみましょう。
パーマやカラーリングを頻繁におこなわない
パーマやカラーリングは、完全に禁止する必要はありません。
ただ、あまり頻繁におこなうと、頭皮のダメージが蓄積してしまいます。
かといって、カラーリングであれば、次にするまでの間隔を空けすぎると、染まっていない黒い根本の毛が目立ってしまいますよね。
髪の伸びる速度を考えると、2ヶ月に1回程度にしておくのがベストです。
ストレスをためこまないようにする
肌というのはストレスの影響が最も表れやすい部分です。
人によっては、ちょっとしたストレスでも頭皮の環境は悪化してしまうので、日頃からストレスを溜め込まない生活を心がけましょう。
趣味などによるストレス解消手段を持つのはもちろん、瞑想によってメンタルをコントロールするのも効果がありますよ。
あまりに頭皮がかゆい場合は病気かも。皮膚科を受診しよう
これまでに紹介した方法を試しても頭皮がかゆい状態が治らなければ、頭皮の病気を疑う必要があります。
かゆみを生じる頭皮の病気としては、脂漏性皮膚炎、アトピー性皮膚炎、乾癬、アタマジラミ、かぶれ、あせもなどが考えられます。
特によく見られるのは脂漏性皮膚炎で、強烈なかゆみに加えて湿疹や紅斑、臭い、大量のフケも伴います。頭皮だけでなく、眉や鼻、口の周辺に症状が現れるのも特徴です。
脂漏性皮膚炎の主な原因は皮脂の過剰分泌で、アルコール依存や肥満とのつながりも指摘されています。
雑菌による一時的な炎症なら、生活習慣を改善し頭皮ケアを行うことで治る可能性もあるでしょう。
しかし、重度の脂漏性皮膚炎やアトピー性皮膚炎は、専門的な治療を受けなければ治すことはできません。
かゆみがあまりにもひどい場合や、いつまでたっても症状が改善しない場合は、必ず皮膚科を受診するようにしてください。
まとめ
いかがでしたか?
頭皮のかゆみの原因は、当たり前のようにおこなっていた生活習慣にあることがほとんどです。
なので、かゆみの原因に気づき、適切な対策さえすれば改善することは十分に可能なのです。
頭皮のかゆみに悩んでいる方は、まずは自分の頭皮の状態と生活習慣を確認し、かゆみの原因を見つけることから始めてみてください。
もし、頭皮のかゆみとともに、ベタつきやニオイが気になるのであれば、記事中で紹介した「炭酸ヘッドスパ」を試してみてはどうでしょうか。
炭酸ヘッドスパをすると、毛穴の奥につまった汚れや皮脂の大掃除をすることができ、気持ちいいのでストレス解消にも効果的です。
炭酸ヘッドスパについては、以下の記事で詳しくお伝えしているので、ぜひチェックしてみてください。
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