自分が太っていると気にしている人やダイエットしてもなかなかうまくいかない人は、太る習慣になっているかもしれません。
逆に、毎日しっかり食べていてもスリムな人は痩せる習慣が身についているものです。
太っている人・痩せている人の違いは体質だと考える人もいますが、体質よりも習慣が大事。
私たちの体型や体重は食事と運動、そして生活の習慣によって太りもするし痩せるようにもできています。
無理なダイエットをしなくても、日々の痩せる習慣の積み重ねでスリムになることだって可能なのです。
もしもあなたが痩せたい、スリムになりたいと思うなら、今すぐ太る習慣をやめて痩せる習慣を身につけましょう。
ここでは、スリムな女性が日常的にやっている習慣をご紹介します。
食事の習慣
スリム体型の基本は食事からです。
食事は生命維持のために毎日することですから、痩せる食事を意識することが一番の近道です。
自分の日々の食事グセを見直して、太る習慣から痩せる食事習慣にシフトチェンジしましょう。
①お皿の盛り付けを少なくする
急に野菜を食べようとか、栄養バランスに気をつけて食事内容を変えようとすると失敗しやすいので注意!
いつも食べている好きな物を我慢し続けることはリバウンドにもつながりやすくなります。
まず最初に取り組むべき食事の習慣は、お皿への盛り付けを少なくすることです。
一度に食べる量を減らして食べ過ぎを防ぐのです。
腹八分目までの量を意識して、一度の量を減らしましょう。
このとき、お皿もいつもより一回り小さいものを選ぶのがおすすめです。
同じ量でもお皿が小さいことで多く見えるため、視覚から満腹感がえられますよ。
②野菜とタンパク質を欠かさない
太っている人はスリムな人と比べて圧倒的に野菜を食べる量が少ないです。
そして、「痩せなきゃ」と思っている人は「肉は太る」と勘違いしており、肉を食べずタンパク質の摂取量も少なくなっています。
スリムで健康的な体には野菜も肉(タンパク質)も必要な栄養素です。
野菜に含まれる食物繊維やビタミン、ミネラル類で体の調子を整えたり、毒素を出したりします。
タンパク質は痩せる体質に変わるための筋肉を生成したり、壊れた繊維や細胞の修復に必要です。
野菜もタンパク質も抜くことなく毎日食べましょう。
③ゆっくり食べる
ご飯を食べ始めてから満腹中枢が働き始めるまで時差があるのをご存知ですか?
満腹中枢が刺激され「お腹いっぱい!」と感じるのは、1日に必要な食事量を超えてからなのです。
これだと毎日毎食カロリーオーバーになってしまうため、ご飯はゆっくり食べることを心がけましょう。
ひと口20回以上噛みなさい、と言われるのは消化を助ける働きもありますが、時間をかけて食べることで満腹感を得るためでもあります。
逆に、テレビを観ながら、スマホをいじりながらといったながら食べはついつい早食いになってしまいがちなのでやめましょう。
④朝食は抜かない
朝はあまり食欲がわかない人もいるでしょう。
しかし、ダイエット中はちゃんと朝食を食べることが大切です。
朝食を食べないと、昨晩の夕食からその日の昼食まで空腹の時間が長くあき過ぎるのが問題で、このプチ断食の状態が続くと体は生命維持のため次の食事で必要以上の糖分を取り込もうと働きます。
つまり、朝食を抜いて昼食で糖分を摂りすぎると血糖値が急激に上昇し、その後は急激に下降してしまうのです。
脂肪を余分に蓄えてしまうのにくわえ、イライラしやすくなることや仕事や勉強のパフォーマンスを低下させたないためにも朝食は食べるようにしましょう。
⑤間食を工夫している
どんなにスリムな人であっても、まったくお菓子は食べない、間食はしないという人はいません。
誰でも甘いものが食べたくなるときがありますよね。
痩せる習慣を持っている人は1回の間食も工夫しています。
美容食と言われるナッツ類や栄養豊富な卵、チョコレートはカカオ70%以上を選ぶなど体が喜ぶ食べ方をしているのです。
カフェが好きでよく行く人もいるでしょう。
カフェで食べるものはカロリーが高くなりがちですが、夕食や朝食にヘルシーメニューを選ぶようにすれば、全体でバランスがとれておすすめです。
ダイエット中におすすめのおやつについては以下の記事もチェックしてみてください。
⇒ダイエット中におすすめのおやつ21選【間食しても痩せる】
⑥ヘルシー食材に置き換える
痩せる習慣が身に付いている人は、普段の生活の中で口にするものはヘルシーな食材を選ぶようにしています。
サラダ油よりもオリーブオイル、白米よりも玄米など。
同じ用途を持つ食材でもヘルシー食材に置き換えることでカロリーがおさえられるし、プラスアルファで美肌になる、腸の調子がよくなるなど嬉しい効果もついてきますよ。
⑦こまめに水分補給をする
食べるものだけでなく、飲むものにも痩せる習慣があります。
ジュースばかり飲んでいたら糖分過多になってしまうのは想像できますよね。
純水やお茶などをこまめに飲んで、1日2リットルの水分は補給をしましょう。
2リットルは多いと感じますが、朝コップ一杯の白湯で目覚め、日中は食事中以外でも水分をとるように意識し、夜も寝る前に水を飲む。
こうすることで案外2リットルは飲めますし、体の水が循環して毒素を出し、常にクリアな体を目指せますよ。
運動の習慣
食事と合わせて運動の習慣も見直すことも大切です。
運動することの目的は筋肉を動かして脂肪を燃焼させたり、筋肉をつけたり、体温を高めることです。
日常生活で運動をする機会が少ないという人ほど効果が期待できますよ。
⑧日常生活の中で筋肉をよく使う
運動の習慣がない人がいきなり運動を始めようとしても長くは続きません。
それよりもまずは「筋肉を使う」ことを意識することから始めるのがおすすめです。
電車では立ったり、エレベーターより階段を使ったり、重いものを持ってみたり。
筋肉は使えば使うほど鍛えられるので、その周りにある脂肪が少しずつ燃えはじめます。
日常生活でよく筋肉が使えるようになってから、ランニングや筋トレに取り組んだ方がスムーズでうまくいきやすいです。
⑨夜寝る前・朝起きた後・休憩中にストレッチ
太る習慣を持っている人は重い運動にばかりとらわれがちで、ストレッチの重要性を知らない人が多いです。
ストレッチをすると体温を上げて血流をよくしてくれるので痩せ体質に近づくことができます。
また、夜寝る前のストレッチは質のよい睡眠につながりますし、朝起きてすぐのストレッチは眠った体を目覚めさせてくれます。
仕事の休憩中のストレッチも効果的で、こり固まった筋肉を伸ばしてくれて体を軽くします。
このように、ストレッチは魅力的なことがたくさんあるので、ぜひストレッチを習慣にしましょう。
⑩正しい姿勢をしている
運動というとランニングや筋トレばかりイメージしますが、正しい姿勢をキープすることも立派な運動です。
正しい姿勢をするにはかなり筋肉を使うため、慣れていない人は数分でかなり疲れます。
1日正しい姿勢を意識しただけで、翌日筋肉痛になる人もいるほどです。
そして正しい姿勢でなによりも重要なのは、体幹と言われる体の中心部位を鍛え上げることで痩せる体質に変えてくれることです。
⑪ながら運動をしている
「運動をする時間がない」って本当ですか?
運動をするためにスポーツジムに通う必要もないし、スポーツウェアをそろえる必要もない、さらには時間をとる必要もありません。
歯磨き中、テレビを観ているとき、寝転んでスマホをいじっているとき。これらは絶好の運動のタイミングなんです。
立ちながらスクワットや腰回しを、座りながら足上げ運動を、寝転びながら自転車こぎや腹筋だってできます。
ながら運動の積み重ねが痩せる習慣に変わるのです。
⑫運動は朝にする
本格的な運動を始めるなら、朝の時間帯が一番おすすめです。
朝が一番脳がさえているし、体についた脂肪が一番燃えやすい時間帯だからです。
さらに、眠って血流が滞った体を目覚めさせることで1日のスタートをさわやかに過ごせますよ。
朝の運動はとても気持ちがいいのでぜひ試してみてください。
生活の習慣
食事の習慣、運動の習慣だけでなく、生活の習慣も大切です。
意外なあの行動が太る習慣のひとつになっていたり、たったひとつのことをするだけでみるみる痩せるようになったりと、普段の生活や行動を甘くみてはいけないのです。
⑬毎日体重計に乗る
自分の体重を知りたくないという気持ちはわかりますが、毎日体重計に乗ることをおすすめします。
毎日自分の体重を見ることで、昨日よりどれくらい太ったか・痩せたか、先週と比べてどうかなど具体的な数字がわかるのです。
闇雲にダイエットをするよりも、痩せたい体重の目標を決めて毎日体重計にのる習慣を続ける方がずっと成功しやすくなります。
「減っていく体重がモチベーションになる」「増えた数字分やる気を出す」といった繰り返しが目指しているスリム体型に近付くための一歩になりますよ。
⑭お風呂は湯船に浸かる
夏場は暑いからとか、水道代がもったいないからといって毎日シャワーだけで済ませていませんか?
痩せる習慣の中には必ず湯船に浸かる習慣が入っています。
お風呂タイムは湯船に浸かることで体温を上げ、脂肪の燃焼と毒素のデトックス効果があるのです。
⑮朝型生活である
痩せる習慣を持つ人は朝型生活の人が多いです。
朝が一番気分良く過ごせることや、朝食べたものはしっかり消化されることを知っているからです。
さらに太陽の光を浴びることで幸せホルモンのオキシトシンが分泌され、ストレスが減り、食に逃げることも減るでしょう。
一方、夜遅くまで起きていると新陳代謝が悪くなり、さらにお腹も空くので夜食を食べてしまいがちです。
夜型生活は肌荒れしてしまったり、次の日寝不足になったりといいことはありませんので朝型生活を心がけましょう。
⑯お菓子コーナーに行かない
コンビニやスーパーのお菓子コーナーは誘惑がいっぱいです。
週に1回、好きなものひとつだけならいいのですが、頻繁に通うことやまとめ買いをすることは避けなくてはなりません。
家にお菓子があればお腹が空いてなくても食べてしまいます。
お菓子コーナー通いは太る習慣になってしまうため、できるだけ行かないようにすることを意識しましょう。
⑰目標は目のつくところに
「いつまでにどれくらい痩せたい」という明確な目標はありますか?
目標に期限や目標体重などを定めることで、闇雲に痩せようとするよりグッと成功率が上がります。
そして、目標は目で見て脳に刺激をあたえるのが効果的なので、目標を決めたら家の壁やスマホの画面など、生活の中で目のつきやすい場所に貼りましょう。
数ヶ月続けて体重の変化をグラフ化したものを一緒に貼るのもおすすめですよ。
まとめ
スリムな人がやっている17の痩せる習慣はいかがでしたか?
太っている両親の元に生まれた人は、太る習慣を持つ両親を見て育つため、太る習慣が身に付いてしまいます。
そう、あなたが太るか・痩せるかは体質なのではなく、習慣の違いなのです。
スリム体型を作り出す食事、体をさらに引き締めてくれる運動、見落としてはいけない生活の習慣。
きついダイエットが続かないなら、まずは痩せる習慣を身に付けることから始めてみてはどうでしょうか。
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